バスケのみかた

バスケットボールを様々な視点で紹介します

バスケットボールのルール

バスケットボールのルールとはのイメージ

ラグビーのルールが難しいからスルーしていたけど、テレビの影響でルールを理解しだすと比例するようにラグビーが面白くなっていきました。バスケットボール日本代表戦を観たひとが同じような状況だったらと思い、バスケットボールの楽しみ方という意味も込めてルールを紹介します。

ざっくり説明するとバスケットボールのルールは2種類

全部を事細かく説明すれば理解してもらえると思うのですが、何万文字になるかわかりません。なのでここでは観戦するときにおさえておきたいルールの説明をしていきます。バスケットボールのルールはざっくりいえば「バイオレーション」と「ファール」の2種類で説明できます。
「バイオレーション」

主に選手同士の接触以外のルール違反に対応するのがバイオレーションです。トラベリングやダブルドリブル、ボールがコートの外に出てしまうアウトオブバウンズもバイオレーションです。バスケットボールの特徴的なルールとして◯秒ルールがあります。◯の中には「24秒」「8秒」「3秒」などの数字が入り、ゲームシチュエーションによってルールが適用されます。

  • 24秒ルール:オフェンスは24秒以内にシュートを成立させなければいけない。
  • 8秒ルール:オフェンスは8秒以内にバックコート(自陣)からフロントコート(相手陣)へボールを運ばなければいけない。
  • 3秒ルール:オフェンスはペイントエリア(ゴールしたの四角枠内)に3秒以上止まってはいけない。

上記はゲーム進行を停滞させないためのものと思っていただけるとわかりやすいと思います。サッカーでいうオフサイドに役割は似ているかもしれません。

 

「ファール」
  • チャージング:相手とぶつかるようなシチュエーション。例/オフェンスで抜かれそうになって、一緒に横移動しながら追いかけたが思わず手と体で押してしまい相手選手を転ばせてしまう行為。           
  • ホールディング:相手をつかんだり抱きかかえるようなシチュエーション。例/オフェンスに抜かれてしまった時、思わず後ろから追いつこうと抱きかかえてしまう行為。
上記はよくあるファール(パーソナルファール)です。ほかにもファールはあります。基本的に体の接触接触することでシュートやパスを妨害することはファールになります。ほかにも悪質な行為、サッカーでいうところのイエローカード・レッドカードのような状態のファールをテクニカルファールとして、段階的に受けてしまうと退場処分になります。

バスケットボールは誤審だらけ!?

バスケットボールはスピード感のあるスポーツです。審判も選手と同じようにコート中を走り回ってジャッジを行うことになります。国際ルールでは3名の審判団(クルー)がゲームを進行することになりますが、稀にファールを見落としてしまうような状況が発生します。応援しているチームの選手が受けたファールを見落とされたら怒る気持ちも十分わかります。しかし、審判も人間です。たまにはミスもあります。これもゲームの一部と寛容に楽しむことをおすすめします。

また審判はゲームがスムーズで円滑に進むようにコントロールもしてくれます。進行中のプレイに対して、状況を見極めながらジャッジを行います。時にゲーム全体を俯瞰したジャッジや、ゲームを引き締めるようなジャッジも必要になる場合もあります。局地的な注目をすれば、判定が気になるジャッジも、ゲーム全体でみると必要な場合もあります。選手の安全やゲームの円滑な進行を担っているのが審判なのです。

そういった意味でもルールを理解すると、よりおもしろくバスケットボールが楽しめます。「あと30秒しかないから、オフェンスのチームは時間いっぱい使うと良いぞ」「あのブロッキングはギリギリだな。審判今日は吹くぞ」など、より深く楽しめることでしょう。

見極めは基本を抑えれば簡単

そんなオタク的にルールを覚えるのは面倒!という方も多いはず。でも安心してください。観戦レベルで必要なのは体育の授業で習った程度の「トラベリング」「ダブルドリブル」に「○○秒ルール」と「チャージング」程度で十分です。バスケ日本代表の試合などは実況や解説の方が丁寧にルール解説を入れてくれるので、補足的に覚えられますので。そういった意味でも、バスケ日本代表のゲームはチェックしていただきたいですね。

結局は「ぶつかったら」「歩いたら」「時間をかけちゃ」ダメ

そういわれても難しい!そんな方には「ボール持って歩いたらダメ」「攻めに時間をかけちゃダメ」「ぶつかったらダメ」これだけ覚えてください。

時代に合わせてルールが変わっている

バスケットボールは時代に合わせてルールが変更されてきました。そうすることでゲームも進化しているのです。これは人間の進化に合わせてゲーム側も攻略しているように思います。体が大きいだけの選手が活躍できるようになってしまったから「3ポイントライン」が生まれた。時間をうまく使って賢くボールを持ち続ける選手が出てきた「○○秒ルール」が生まれた。こうして競技そのものの魅力も増していったのです。
 
最近ではトラベリングが調整されました。いままでは厳密にボールを持って3歩以上あるいてはいけないというルールでしたが、選手の進化に合わせてドリブルを止めた時についている足を0歩とするルールが生まれました。これにより「ゼロステップ」というものが生まれました。簡単にいってしまうと今までの感覚で見ると3歩でシュートに行くような光景になります。しかしボールを持つ時の足は0ステップとしてカウントしませんので「0、1、2、ジャンプ」という感じでトラベリングにはなりません。
 
これによって様々な技が生まれ新しいゲームがたくさん生まれています。
 
ルールを知ればゲームはおもしろくなっていきます。これを機会にバスケットボールのルールにも注目してください。