バスケットボールのポジション
バスケットボールは5対5で行う球技。他の球技に比べると狭いコートでプレイします。野球やサッカーほど明確にコートポジションが明確ではないですが、バスケットボールもポジションがあります。ポジションは技術(スキル)・身体能力などを考慮して決めて、各ポジションの適正に合わせた練習を行います。実際のゲームではポジションごとに役割を決め、チームの勝利に向かってそれぞれがファイトします。
ではバスケットボールの主なポジションを紹介します。
[ポイントガード]ゲームをコントロールする司令塔
サッカーでいえばミッドフィルダー、野球でいうとキャッチャー。どんなスポーツにもゲームをコントロールするポジションが、バスケットボールは「ポイントガード(略:PG)」です。主にボールを運び、点を取る選手にボールを託すポジションのポイントガードはコート内のヘッドコーチともいわれています。つまりゲームをコントロールする知能と判断力を求められます。
コントロールしなければいけないことは大変多くあります。時間、得点、リズム、ムード…ヘッドコーチの指示をコートで表現するための舵取りも行います。ゲームへの理解度は大変重要で、残り時間がなくなればなくなるほど、コート内の統率を取りチームが目指すべきゲームの方向性を明確にしてまとめなければいけません。スキルとしてはドリブル・パスなどの技術が高い方が良いです。またゲームをコントロールする上でコートを動き回る必要があるため俊敏性は高い方がいいでしょう。そのため背はあまり高くない選手がポイントガードを任されることが多いようです。
代表的なポイントガード選手
[シューティングガード]いついかなる時もポイントにつなげる得点職人
歴代のスーパースターに多いポジションが「シューティングガード(略:SG)」。バスケの神様マイケル ジョーダン、ブラックマンバことコービー ブライアント、日本でも人気だったアレン アイバーソンなど、いわゆる点取り屋が多いのがこのポジションです。ポイントガードと違い自由度がかなり高く、点を取ることに対しての仕事量はかなり高いです。スリーポイントシュートが得意な選手が任されるのもこのポジションです。
一試合、チームでだいたい70点~80点くらい(NBAは100点前後)とります。人数でいえば10人程度が出場するので、単純計算でひとり10点弱は取らなければいけません。しかしシューティングガードに任されるのは常に10点以上、選手によっては20点近く取ることを計算されています。つまりひとの倍以上シュートを打たなければならず、運動量は多いです。そしてメンタルも強くなければいけません。何本かシュートが外れたくらいで凹んでいる余裕はありません。いつだって得点を託され、結果を出すためにチャレンジするのです。なの、シュートまでのバリエーションが豊富で、相手を置いていくような俊敏性が求められます。また誰にも真似できないような秀でたスキルを持っているといいでしょう。あと時間帯によってはポイントガードを任される場合もあるのでドリブル・パスの能力が高いとなお使われます。
代表的なシューティングガード選手
[スモールフォワード]必要なのはゲームを支配する圧倒的バスケ力
バスケットボールの醍醐味である、高く・早く・強いプレーをすべて求められるが「スモールフォワード(略:SF)」。シューティングガードようなスキルとのちに紹介するパワーフォワードのような力強さを併せ持つような選手が任されるポジションです。身体能力が高い選手が選ばれる、エース的なポジションのため、どのカテゴリーでもやりたいと手を上げる人気のポジションでもあります。そのためドリブルやシュートが得意というのは当たり前で、リバウンドに飛び込む体の強さも必要。コートのバランス的には真ん中あたりを行き来しますので、一番走る量が多いポジションとなります。
点を取らなければいけないという意味ではシューティングガードと同じ。場合によってはそれ以上の点数を求められる。しかしシューティングガードとの違いはよりゴールに近いプレーが多いこともあるので、スキルの幅はかなり広くなければならない。ドリブル、シュートスキルのみならずポストプレーも身についていなければならない。スモールフォワードの選手でディフェンス力があるとかなりチームは引き締まります。
代表的なスモールフォワード選手
[パワーフォワード]求められるレベルは高いがもっとも地味な役
読んで字のごとく。攻撃的でパワーを持ち合わせる選手がつくポジション「パワーフォワード(略:PF)」。いままでの3ポジションに比べるとオフェンス力よりディフェンス力が求められます。ゲームの中では地味で目立たない動きが多く、決してエースと呼ばれる選手ではなく、常にチームのために体を張って戦う、縁の下の力持ちのような選手です。目立たない動きというのは、何度もスクリーをかけに行く、ドライブで飛び込んできた相手選手をフォローする、常にリバウンドに参加するなど…本当に地味です。
何度も地味と書いてしまいましたが、それだけ「通」なポジションです。パワーフォワードが優秀なチーム、特にディフェンス面で重宝している場合、そのチームはきっとリズムが良く、安定したチームのはず。それはパワーフォワードの献身的な動き、フォローやリバウンド参加により、崩れが少なくなります。これは本当に目立たないですが、大事なポイントです。代表的な選手に、NBA ゴールデンステイト ウォリアーズのドレイモンド グリーンがいます。ドレイモンドはディフェンスで相手チームのフォーメーションを把握し、ゴール下に陣取り、先回りしてチームメイトの動きを指示します。そして時にチームメイトがミスをして抜かれた場合にも、全力でフォローに走ります。決して背は高いといえませんが、体は大変強くメンタルも強い。いつもハッスルする姿は大変心強いです。
代表的なパワーフォワード選手
[センター]絶滅危惧種!? 時代の変化についていけるか
1990年代ごろまでは確実に花形ポジションだった「センター(略:C)」。スラムダンクの赤木のポジションです。スリーポイントが全盛になり、スピードと効率が重要視されている現代バスケにおいては、その頃に比べると少し日陰になっているかな、というところは否めません。しかし、今も昔もゲームを左右するポジションです。それはリングの近くを守る門番としての役割があるからです。ディフェンスの要「リバウンド」「ブロック」はセンターのお家芸。近年は「ランニングができる」「スリーポイントが打てる」などより高度な技術が求められている、大変難しいポジションです。
上にも書きましたが、ディフェンスの要「リバウンド」「ブロック」を支配することが求められます。やはり身長は大きい方が良いかと思います。NBAであれば211cm(7フッター)以上、Bリーグであれば210cm前後はほしいところ。そして今ではスリーポイントスキルやドリブルスキル、またパススキルまで求められています。ひと昔前にいためちゃくちゃでかいけど走れない、ダンク以外できない…そんな選手は効率的に悪い部分があるので好まれない傾向があります。今一番変化を求められているポジションといえます。
代表的なセンター選手
現代的な解釈が広がり、ポジションレスの時代へ
シューティングガードがポイントガードとしてゲームを動かしたり(得点能力が上がる)、パワーフォワードがアウトサイドからシュートを打ったり(ディフェンス力が期待でき得点能力が上がる)、センターがハイポストからゲームを組み立てたりと本当に多彩な選手が増えてきました。これはバスケットボールの進化、ルールの改編から生まれてきた現象といっても過言ではありません。チームスタッフの人数が増え、戦術が多岐にわたり、遂行力の向上から意表をついた戦術が増えてきた流れだと思います。
センターの代表選手でピックアップしたニコラ ヨキッチは2m13cmでセルビア出身のビッグマンです。ヨキッチの特徴はハイポストからゲームを展開できるパス能力にあります。2019-2020 平均アシスト(3月時点)は6.9。同ポジションのラマーカス オルドリッジは2.4。とずば抜けて高い数字です。所属チームのデンバーナゲッツ内でもチームトップの平均アシスト数です。これは完全にヨキッチを中心にゲームを組み立てるという「意表をついた戦術」を採用した結果でしょう。そんなヨキッチのことをポイントセンターと呼んだりもします。
つまり、小さい頃から体が大きいからといってドリブルやパスの練習を行わずにポストプレーばかり練習するのではなく、みんなと一緒にドリブルやパスの練習をするべきで、アウトサイドシュートを身につけるべきなのです。それは大人になっても続けるべきで、「体が大きいからセンター」は死語になりつつあるのです。
Bリーグ 2019-2020シーズン終了について
Bリーグ(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)は新型コロナウイルス感染症(以下 新型コロナウイルス)の感染拡大を懸念し、2019-2020シーズンの残り試合を全て中止すると発表されました。
選手をはじめチームスタッフ、観客の健康を第一に考えた判断だと思いますし、発表されたリリースからも苦渋の決断であることが伝わってきます。
なぜ中止にしなければいけなかったのか
新型コロナウイルスについては、説明不要かもしれませんが、下記の引用を確認ください。
これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は、7種類見つかっており、その中の一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。 このうち、4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」です。 コロナウイルスはあらゆる動物に感染しますが、種類の違う他の動物に感染することは稀です。また、アルコール消毒(70%)などで感染力を失うことが知られています。
出典:厚生労働省ホームページ
国内外問わず世界中で猛威を振るい、多くの人命を奪っているのが現状です。そして2020年3月現在まだワクチンはもちろん薬の開発もできていない状況です。影響は経済活動にまで波及し、一部の都市ではロックダウン(都市封鎖)が行われ、外出に制限をかけられている国もあるくらいです。2020年2月ごろから徐々にエンターテイメント業界にも影響が出始め、例外なくBリーグのゲーム開催も検討されることになりました。
厚生労働省と政府は3つの「密」を避けるよう提言しています。「密閉空間」「密集場所」「密接場面」です。まず影響を受けたのがコンサートなどのライブ関係。会場の状況や人の集め方、声を大きく発生しがちなことなど、3つの密を作りやすく、現に集団感染(クラスター)を発生させてしました。そしてこの流れは飲食業界へも影響を与え、今では多くの経済活動に対して厳しい決断を迫ってきています。
Bリーグはいくつかの段階を経て中止を決断しています。
- 2月21日:新型コロナウイルス感染対策・予防の実施と観客への注意喚起(体調悪い人は来場を控えるようメッセージ)
- 2月26日:2月28日から3月11日までのゲームを開催延期を発表
- 3月11日:3月14日から4月1日までのゲームを無観客開催を発表
- 3月14日:川崎ブレイブサンダース対レバンガ北海道の試合中止を発表(選手の発熱を確認)
- 3月15日:千葉ジェッツ 対宇都宮ブレックスの試合中止を発表(審判員の発熱を確認)
- 3月25日:3月21日から4月1日までのゲームの中止(延期していたゲーム含め)を発表
- 3月27日:全試合中止を発表
上記のスケジュールを見るだけでも、選手・チームスタッフの苦労は計り知れません。
バスケットボールがすべてではない
選手はもちろん人間です。風邪をひくときもあるし、頭痛がする日だってあります。私達と同じように新型コロナウイルスの猛威に脅かされる日々を送っているのです。プロのバスケットボール選手として、道端で会ったらサインしてくれたり、写真を撮ってくれる選手もいるかもしれません。これはプロ選手としての活動の一部です。大げさに言えば仕事の一部です。私達がいつも決まった時間に出社したり、待ち合わせして打ち合わせを行うように、彼らも私達と接してくれる「ファンサービス」をしてくれているのです。しかし、新型コロナウイルスという感染症を前にしたとき、こういった活動はかなり危険な作業になります。もし選手が感染してしまうと、家で待っている家族に感染をさせてしまう、チームスタッフに感染させてしまう、そんな恐れがあります。つまり私達と同じなのです。
人間仕事だけがすべてではありません。
大事にしなければいけないものを前にした時に、バスケットボールは最優先の選択肢ではないのです。
大事なのは家族であり、となりにいるひとであり、なにより自分自身なのです。
3つの密が揃わなければゲームできる!?
リーグの判断は「中止」でした。選手、クラブ、ファンの皆さまの心身の健康を最優先に考える、とリリースでも発表しています。これはビジネス(仕事)から生存へ大きく舵を切った決断です。感染しなければいい、予防すればいいだけだ、などという答えもあるかもしれませんが、万が一感染者を出してしまい、重篤患者を生み出してしまうようなことはあってはいけません。しかし、ゲームを実施しないことによる損害は甚大です。毎年オフシーズンにB1・B2ライセンスの発行のタイミングで経営状況などが公表されます。毎年思いますが、充実した資金のあるチームは皆無ですどこも厳しいなかで頑張っているのです。ここに新型コロナウイルス影響でゲームが中止になることは、チーム経営に影響を及ぼします。しかし、リーグは中止を発表し全チームがそれに従いました。それだけ逼迫しているのです。
ゲームがないなんて寂しすぎる!
無観客試合のタイミングで「B.LEAGUE EVERYWHERE」が発表されました。これはBリーグがどこでも楽しめる企画(ソフトバンク提供)でバスケットLIVEから無料でゲームが観れるという、Bリーグ ロスなひとには最高にうれしい企画。そしてBリーグを観たことないというひとにはきっかけになるような企画がはじまっています。
ほかにもグッズ販売や公式アプリなどいろいろなコンテンツがあるので、楽しんでください!
この試練はBリーグだけじゃない
いまやプロスポーツの興行はほぼ全ては無観客または延期・中止を決定しています。海外ではNBAの中断、セリエAなど主要な海外サッカーリーグも中断中。しかし、各リーグの選手たちは一様に外出の自粛や自身の安全を訴えています。これは地球規模で新型コロナウイルスに立ち向かっている証拠です。この後も発展途上国への蔓延も懸念され、経済活動の遅れからくる厳しい経済動向にも注目が集まります。しかし、まずはご自身、そしてとなりにいるひと、家族の安全を第一にして、この難局を乗り越えましょう。来シーズンが無事に迎えられることを心から願っています。
こんな時に観てほしいishi-bskおすすめBリーグ動画:
バスケットボールシューズがバッシュになるまで
1891年に考案されたというバスケットボール。1900年初頭には専用シューズが発売されます。現在、よく若い人たちがオシャレスニーカーの定番シューズとして履いている「コンバース キャンバスオールスター」、それがバスケットボールシューズのはじまりといわれています。
やはりバスケットボールは運動として縦横に俊敏に動く必要があり、またコートは室内で整っているので止まる、回るなどの動きが頻繁に行えます。そのため、靴底(主にソール)はゴム製で上部は捻挫などの怪我を防止するためにくるぶしを隠すように高くなっていきました。私が中学生の頃はまだ入学したての新入部員は学校で揃えてシューズを買うなんていうこともありましたので、全員古いタイプのシューズを履いている学校もありましたね(懐)。
やはり安全性が重視されたシューズ形状はバスケットボールシューズの一番の特徴です。
スポーツとはいえオシャレしたい
とはいえ、時代は変わり21世紀です。シューズも発展を遂げ、いまではくるぶしが見えるシューズも登場しています。そして昔みたいにみんな同じようなシューズではなく、個性的なシューズを履いています。そう、特にバスケットボールのシューズは他競技に比べ個性的でファッション性が高いのです。なぜ、バスケットボールのシューズは個性的になったのか。きっかけのひとつにあの神様が関係しているかもしれません。
バスケットボールの神様ことマイケル・ジョーダンはデビュー当時こそはそこまで期待されていませんでした。しかし、将来性を有望視し目をつけたのが「ナイキ」です。ジョーダンと大型の契約を結びウエア、シューズの提供を開始しました。そこで生まれたのがあの有名な「ジョーダン1(NIKE AIR JORDAN 1)」です。当時NBAにはユニフォームのカラーから逸出ししたカラー、極端にいえば白以外のシューズは認められていませんでした(あのアメリカらしからぬ縛りですよね…)。しかし、お分かりの通りジョーダン1は赤と黒のシューズ、むしろ黒ベースに赤いアクセント(またはその逆)のシューズだったのです。ナイキは「自由を獲得」するという実にアメリカらしい発想を使ってNBAのルールを逆手に取ったプロモーションを仕掛けたのです。もちろんNBAからはジョーダンへ罰則が発生しましたが、そのお金はすべてナイキが払ったとの情報もあります。
これを機にバスケットボールシューズは様々なカラーが登場するようになり、今日のスニーカーブームのスタート地点になったといっても過言ではないでしょう。
心技体の精神に反するバスケットボールシューズの見た目重視
ときにスポーツは精神性を重視する部分があります。「どんな時も平常心」「ネバーギブアップの心」など、それはとても厳かで平坦な起伏のない状態です。つまり、チャラチャラしていてはダメ!「オシャレ」なんてもってのほかで、シューズに気がいってしまい起伏のある感情がでてしまうようでは、アスリートとして失格なのです!…なんてことをいわれれかねないのがスポーツ、いや「スポ根」ってやつなのです。好き嫌いは別として、こういった精神論ももちろんスポーツには必要な部分だと思います。
ではなぜ派手なシューズがこんなにも登場するのか?それは、バスケットボール(ここではプロスポーツとして)は「エンターテイメント」を利用したスポーツビジネスだからです。小さい子供がテレビでバスケ中継を観る→カッコいい選手を見つけて応援する→憧れの選手のようになりたいと夢見る、←ここにビジネスチャンスがあるのです。憧れの選手と同じシューズを履いてプレイしたいという発想を商品にしたものが「シグニチャーシューズ」いわゆるレプリカモデルです。こういった商品が長年繰り返されることで、派手になり、バリエーションが増え、商品数が爆発的に増えていったのです。
大半のバスケットボール選手はアマチュアじゃないか、そんなエンタメ性いらないだろ!という声が聞こえてきそうですが…その通り!私も同感です。多くのアマチュア(ここでは部活をやっている子供に焦点を当てましょう)選手は1足のシューズを半年~1年、長ければ2・3年と履き続けることになります。そんな時にマジックテープのついたシューズは果たしてその効果を保ち続けられるだろうか?ニット素材のシューズは形状をキープし続けられるのだろうか?という疑問に当たるわけですね。なので、派手で人気のモデルが必ずしも万人にフィットするわけではない、ということは覚えておいてください。むしろ、日本人に特化していえばクッション性が強すぎるものより硬いものを好まれる傾向にあるように思います。
大事なモチベーションをバスケットボールシューズでアゲる
一昔前なら、ポジション別にシューズのタイプを選ぶなんてことはよく言われてました。センターの選手はハイカット(くるぶしが隠れるような)モデル。ガードの選手はローカット(くるぶしが出る)モデル。フォワードは軽いモデル…なんてことを言っていましたが、21世紀・令和の現在はどうかといえば、さほど気にしなくていいと思います。バスケットボールもポジションレスといわれる現代において、背の高さや体格でシューズを選ぶのはオススメしません。できれば多くのシューズを店頭で試着して好みにあったシューズ、なにより形状関係なく気に入ったシューズを選んでほしいです。やはり大事なのはモチベーションですから。
最新テクノロジーの集大成
とにかくバスケットボールは多くの運動性を求められます。走る・止まる・飛ぶ・着地する…様々な運動を秒単位でこなすスポーツです。そんなスポーツのシューズだからこそ、強く発展・進化をしてきています。クッション性、軽量、強度にはじまり、現在では履き方も進化しています。今までは紐を縛ることで締め付け、足へフィットさせていました。しかし今ではジッパーで補強したり、ワイヤーを使って締め付ける機構(ナイキのパワーレース)が開発されたりしています。現在マラソンを始め陸上界でナイキの俗にいうドーピングシューズが話題ですが、バスケットボールでもすごい跳ねるシューズとか出てくるのかもしれません(好き嫌いでいえば好みではないですが)。
出典:NIKE(左:Nike Adapt BB 2.0/右:パワーレースエンジンのイメージ)
逆に見れば消えない技術というのもあります。例えばナイキの「Zoom」。これはナイキ特有のエア機構を薄くソールの中に配置する技術です。一見エアが少なくて人気ないのではと思われがち、エアマックス(読んで字のごとくエアが限界まで装備されたもの)の方がクッション性高いじゃないかと思われがちなのですが、バスケットボールは止まってすぐに走り出すような俊敏性が必要なので、適度なクッションと反発するような硬さも必要なのです。そういった側面もバスケットボールシューズ選びには欠かせない要素なので、人気モデルじゃなくてもあなたにあったシューズはきっとありますので、ぜひ店頭での試着をオススメします。
やっぱりバッシュって最高
長々と書きましたが、もはやバスケットボールシューズは発展をしすぎて原型を留めていないのかもしれません。つまるところ、「バッシュ(バスケットボールシューズの略)って最高だ」ってことです。かっこいいし、モテそうだし、機能的。恥ずかしながら、私がバスケ始めたきっかけはバッシュが履きたかったからです。これもバスケットボールの立派な魅力だと思います。
最後に2019年に起きたバッシュ事件をひとつ。まだ大学生だったNBAペリカンズ所属のザイオン・ウィリアムソン選手の話。名門デューク大のエースとして活躍していた彼の体格は198cm/129kg。体当たりされたら軽トラックに突っ込まれたくらいの衝撃といわれています。そんな彼は2月のアメリカの大学リーグNCAA1部のゲームに先発出場。開始40秒、ボールをもらってステップを踏んだだけでバッシュが壊れる(つま先の脇側から裂けた!)という事故がありました。当時履いていたのはナイキのPG2.5という人気のあるモデルで、履いている選手も多かったです。当時からザイオン選手は超有力選手で毎試合全米が注目するような選手なので、「ザイオンのバッシュが壊れた!」「恐るべき怪力!」などと話題になりました。この直後のナイキの株価も下落へ反応したというのも話題でしたね。
Duke's Zion Williamson Injured Early In North Carolina Game
出典:Youtube/ACC Digital Network
こういった事故やトラブルも次の開発の肥やしになっていき、進化していくのですね。
バッシュの話はまだまだ尽きません。また別の記事もエントリーできるよう準備を進めようと思います。
バスケットボールのゴールについて
バスケットボールのゴールってすごく高い位置にありますよね。そしてリングの大きさも小さいと思いませんか。よくあの中にボールをいれるなぁ、なんて思ったりもします。では基本的なゴールの情報と、ゴールにまつわるお話をお届けます。
バスケットボールのゴールの基礎情報
リングまでの高さは3m5cm(3050mm)でリングのサイズは約45cm(450mm)。中学生以上の男子バスケットボールのボールサイズが7号なので74.9~78cm(749mm〜780mm)、直径は約24.5cm(250mm)ということなのでボール半分以下のリングへボールを入れていることになりますね。ちなみに日本の小学生、いわゆるミニバス世代までは低いゴールを使用します(近所の小学校の校庭にあるのはそれです)。高さは260cm(2600mm)でリングは同じものになります。
2メートルを超える大男があのリングにボールを叩き込み、時にぶら下がったりする姿を見るとよく耐えられるな、と思います。ここには歴史があります。
やはり昔はダンクをしたとしても、ヒョイっと入れ込む程度のやさしいもの。それが時代の変化に連れて、体も大きくなりエンターテイメント性も加速する。そうすると必然的に派手なプレイの延長戦としてダンクの発展もすすみました。今ではNBAはもちろんBリーグの試合、国際試合などの会場で見るバスケットボールのゴールは大変丈夫で、リングには大男がダンクしても大丈夫なクッショニング機構が入っています。
ちなみにNBAでも過去にゴールが壊れるダンクというものがありましたので以下に動画をつけておきますね。
Shaquille O'Neal's Top 10 Magic Plays
(出典:Youtube/NBA)※該当部分は5位/1:40くらいから。
ゴールにまつわるあれこれ
ゴールは高いところにある。ただそれだけのこと、ですが奥は深い。本当に深いのです。バスケットボールのゴールが高い位置にあるおかげで、いくつかルールがあります。例えばゴールより高い位置でボールを扱うルール「ゴールテンディング」です。
ゴールテンディングとはシュートされたボールが最高到達点を超えて落ちている最中に触れてしまうと発生するバイオレーションです。ダンクができるような選手であればゴールに向かってきたシュートをジャンプして手で弾いてしまうことができますよね。これではゲームが成立しませんので、ルールができたのです。もちろんリングに入るボールを下からつついて弾き出す行為もダメですよ。
なお、このあたりのルールを逆手に取ったといえるのは「フローターシュート」です。名作マンガ「スラムダンク」で山王工業の沢北が桜木に対してフローターシュートを成功させ、桜木から「へなちょこシュート」なんていわれてました(へなちょこシュートで検索してください!)。そんなプレイが生まれるところにも、バスケットボールの進化のおもしろさがありますね。
たかがゴール、されどゴール
まだまだあります。ゴールが高い故に、誰でもできるわけじゃない「ダンクシュート」にみんな魅了されるのです。ゲーム中に行われるダンクをイベント化してエンターテイメントに昇華させたのが「ダンクコンテスト」です。プロバスケットボールでもオールスター戦などの大イベントの際にはよく開催されて、過去には日本の高校生の全国大会でも実施されていました。
ダンクに自信のある選手が、持ち時間を使って、ありえない遠くの距離からダンクしたり、くるくる回ってダンクしたり、ボールを放り投げて空中でキャッチしてダンク……いろいろなダンクを成功させて、その姿や精度、観客の盛り上がりなどを競うコンテストです。他の球技にはないおもしろさですね。
またリングにはネットがついているのですが、それを逆手に取ったプレイ(スキル)もあります。それは「バックシュート」。なんだ、小学生でもできるよ、とお思いのあなた!バックシュートは深いのです。背の低い選手ほど有効で、背の低い選手のレイアップシュートを後ろから大男がブロックする、なんていうことはよくある光景です。しかし普通のレイアップシュートをそのままリングを通過しリングの裏側から放つことで、ブロックにきていた大男の手はネットにぶつかってしまうのです。つまりゴールが高い位置にあるおかげで、背のアドバンテージを克服できるスキルが生まれたのです。
3m5cmの物語
中学生の頃、高いリングに重い革のボールを入れることが本当に大変で、走り疲れてヘトヘトの状態でレイアップシュートを打つときものすごくリングが遠かったことを思い出します(涙目)。バスケットボールのゴールの高さ3m5cmに詰まった物語は無数に存在し、このスポーツの醍醐味でもあるのです。
日本にはアメリカのように、公園にバスケットコートがあるのは珍しいですが、今はアマゾンや楽天で簡単に購入もできます。環境が許される方は一家にひとついかがですか。
2020年 バスケットボール日本代表メンバー予想【東京五輪】
2020/3/26 追記:2020年3月24日に国際オリンピック委員会と東京2020組織委員会から東京五輪の延期(1年程度の延期)が発表されました。本記事で紹介したメンバー予想はそれ以前のものになります。
2020年夏に開催(予定)の東京五輪(第32回オリンピック競技大会(2020/東京))にバスケットボールは男女共出場します。男子に関しては44年ぶりの大舞台。こんな大会を見逃すわけにはいきません!気が早いのですがishi-bsk的に厳選したバスケットボール日本代表メンバーを予想したいと思います。
どんな選手が日本にはいるのか?
メンバーを考える前に日本にはどんな選手がいるのでしょう?世界的に強いのか?NBA選手はいるのか?日本の特徴は?この辺りを説明します。
もちろん日本のバスケットボール日本代表には日本国籍の選手のみ12名が選ばれます。中に1名だけ帰化選手枠というものがあります。これは本来外国籍の選手が条件を満たすことで日本国籍に帰化し、登録が認められた選手の枠になります。ひと昔前であればサッカー日本代表にラモス瑠偉さんや呂比須ワグナーさんなどがいましたね。
取り急ぎですが2月に行われた「FIBA アジアカップ2021 予選/vsチャイニーズ・タイペイ」のメンバーを下記にまとめます。
- 安藤誓哉(アルバルク東京)
- 竹内譲次(アルバルク東京)
- 田中大貴(アルバルク東京)
- 富樫勇樹(千葉ジェッツ)
- 比江島慎(宇都宮ブレックス)
- ライアン・ロシター(宇都宮ブレックス)※帰化選手
- 竹内公輔(宇都宮ブレックス)
- ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)
- 張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
- 安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
- 金丸晃輔(シーホース三河)
- シェーファーアヴィ幸樹(滋賀レイクスターズ)
W杯に出場していた選手が数名外れましたが、五輪前のテストという意味合いも少なからずあったと思います。
【ハイライト】【FIBAアジア杯2021予選】チャイニーズ・タイペイ vs 日本(GROUP B:2020.2.24)
(出典:Youtube/バスケLIVE)
日本の現在位置
バスケットボールにはFIBAランキングという世界統一のランキングがあります。これはFIBAが開催する世界大会の
結果をポイント計算してランキング化したものです。2020年3月現在日本は「38位」。決して強いといえるランキングではありません。去年の夏に行われたW杯2019の出場国32カ国中下から4番目のランキング(現在と変動はあるものの、さほど変わらず)でした。結果も予選5戦5敗。これが日本の立ち位置です。
「じゃぁダメだ」と悲観的にならないでください。Bリーグの開幕や有力な選手の育成に力を入れてきたおかげで徐々に世界と戦える(戦えるのではないかと思わせる)チームに成長しています。私は、その本格的なきっかけを作ってくれたのは元日本代表のヘッドコーチ「フリオ ラマス」だと考えます。
解決策を持ってきたフリオ・ラマス
日本バスケットボールが世界に勝てない、というイメージは昔からつきまとっていました。俯瞰してみてもいい時期もあり、世界的に通用したのではないかという選手も多くいます(日本代表アシスタントコーチの佐古さんなどなど)。なにが足りなかったのか一概には言えませんがフリオ・ラマスヘッドコーチがもたらしてくれたのは「勝利のメンタリティ」「世界基準」。フリオ・ラマスヘッドコーチは2008年北京五輪(アシスタントコーチ)銅メダル/2012年ロンドン五輪(ヘッドコーチ)4位という成績の持ち主。アルゼンチン代表というのが日本代表と同じような体格のチームで、決してNBA選手的なサイズ感ではなく、地に足のついた戦略とアイデンティティで戦っていたのです。
そんなフリオ・ラマスヘッドコーチが率いる日本代表が目指すべきロードマップはどこに向かうのでしょう。
アメリカ対それ以外という構図
やはり世界大会になってもアメリカがナンバー1です。何度か銀メダルという結果もあったが実力は間違いありません。ということで世界大会になると全世界対アメリカという縮図になります。少なからず日本代表も同様です。
結論をいってしまうと「アメリカとの差別化」ではなく「日本らしさの追求」これに尽きると思います。日本人らしさを世界にぶつける。そうすることで一過性ではない永続的な発展を目指すことができるのです。これはサッカー日本代表に通じるものがあると思います。体格差を感じさせないサッカー日本代表選手のような、世界を相手にしても安定した力を発揮できるような日本らしいバスケットを見つけなければいけません。
ishi bsk的「日本らしさの追求」とはなにか。
- 早さ:スピードはもちろん、理解力・判断力の早さもほしい
- 正確性:シュートの確率向上、パス精度の向上
これを踏まえまして、ishi-bsk的に厳選したバスケットボール日本代表メンバーを予想したいと思います!
バスケットボール日本代表メンバー予想発表!
PG(ポイントガード:主にボールを運んだりゲームをコントロールするポジション)
F(フォワード:主にゲームを動かす流動的なポジション)
C(センター:主に背が高い、または体の強い選手がゴール下付近を主戦場とするポジション)
ちゃんと考えて、工夫のある選考をしようと心がけましたが、結構無難なラインナップになりました。
ポイントはやはりユーティリティ性のある選手を残したところです。問題はピュアシューターがいないところです。今の日本代表は世界戦になるとどうしても手詰まり感がでてしまう時間があります(レベル的に考えてれば仕方ない)。そんな時にボールの手離れのいいピュアシューターはコートに一人入れておくのは常套手段なのですが…。今回の選考ではPG陣シュート力と「渡邉雄太」「田中大貴」「八村塁」「ライアン・ロシター」のある程度計算できるアウトサイドシュートに期待します。
ポジションレスに対応できる選手も基準になっています。2m付近の身長でもボールハンドリングの良い選手、体格差があっても追いかけられる俊敏な選手が世界に行けば普通にいますので、このあたりの対応ができることも基準にしています。
惜しくも外すことになってしまったのは…
PG
篠山竜青(川崎ブレイブサンダース):貴重なベテラン。篠山選手のキャプテンシーは計り知れない。
齋藤拓実(滋賀レイクスターズ):確実に次世代を担うPGのひとり。経験として入れるか悩ましい。
熊谷 航(シーホース三河):確実に次世代を担うPGのひとり。経験として入れるか悩ましい。
F
張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ):サイズ・センスは申し分ないが、先行メンバーに比べ決定力に劣る
金丸晃輔(シーホース三河):今の日本にはピュアシューターの必要性がかなり高いため悩ましい。
安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ):今の日本にはピュアシューターの必要性がかなり高いため悩ましい。
辻 直人(川崎ブレイブサンダース):今の日本にはピュアシューターの必要性がかなり高いため悩ましい。
マイケル・パーカー(千葉ジェッツ)※帰化選手:バスケセンスとボール嗅覚の強さは随一。世界レベルのFを入れられないのは惜しい。
C
竹内公輔(宇都宮ブレックス):譲次選手同様に日本を代表するビッグマン。少しアウトサイドが弱いところが惜しかった。
ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ)※帰化選手:ゲーム最後まで走り続けてくれるハードワーカー。ユーティリティ性という部分でもう少し。
太田敦也(三遠ネオフェニックス):ベテラン。今までの経験をチームにもたらしてくれる。雑草魂、ハートが最高!
状況に余裕があれば、今話題の河村勇輝選手やアメリカで頑張っている田中力選手、富永啓生選手も帯同させたいところですね。あと年齢のことでいえば、日本人ビッグマンの高齢化は心配です。
東京五輪以降もアジアカップ、W杯、そしてパリ五輪と続いていきます。選手の名前を覚えつつ、これからも日本のバスケ、バスケットボール日本代表に注目していきましょう!
バスケットボールのルール
- ざっくり説明するとバスケットボールのルールは2種類
- バスケットボールは誤審だらけ!?
- 見極めは基本を抑えれば簡単
- 結局は「ぶつかったら」「歩いたら」「時間をかけちゃ」ダメ
- 時代に合わせてルールが変わっている
ざっくり説明するとバスケットボールのルールは2種類
「バイオレーション」
主に選手同士の接触以外のルール違反に対応するのがバイオレーションです。トラベリングやダブルドリブル、ボールがコートの外に出てしまうアウトオブバウンズもバイオレーションです。バスケットボールの特徴的なルールとして◯秒ルールがあります。◯の中には「24秒」「8秒」「3秒」などの数字が入り、ゲームシチュエーションによってルールが適用されます。
- 24秒ルール:オフェンスは24秒以内にシュートを成立させなければいけない。
- 8秒ルール:オフェンスは8秒以内にバックコート(自陣)からフロントコート(相手陣)へボールを運ばなければいけない。
- 3秒ルール:オフェンスはペイントエリア(ゴールしたの四角枠内)に3秒以上止まってはいけない。
上記はゲーム進行を停滞させないためのものと思っていただけるとわかりやすいと思います。サッカーでいうオフサイドに役割は似ているかもしれません。
「ファール」
- チャージング:相手とぶつかるようなシチュエーション。例/オフェンスで抜かれそうになって、一緒に横移動しながら追いかけたが思わず手と体で押してしまい相手選手を転ばせてしまう行為。
- ホールディング:相手をつかんだり抱きかかえるようなシチュエーション。例/オフェンスに抜かれてしまった時、思わず後ろから追いつこうと抱きかかえてしまう行為。
バスケットボールは誤審だらけ!?
バスケットボールはスピード感のあるスポーツです。審判も選手と同じようにコート中を走り回ってジャッジを行うことになります。国際ルールでは3名の審判団(クルー)がゲームを進行することになりますが、稀にファールを見落としてしまうような状況が発生します。応援しているチームの選手が受けたファールを見落とされたら怒る気持ちも十分わかります。しかし、審判も人間です。たまにはミスもあります。これもゲームの一部と寛容に楽しむことをおすすめします。
また審判はゲームがスムーズで円滑に進むようにコントロールもしてくれます。進行中のプレイに対して、状況を見極めながらジャッジを行います。時にゲーム全体を俯瞰したジャッジや、ゲームを引き締めるようなジャッジも必要になる場合もあります。局地的な注目をすれば、判定が気になるジャッジも、ゲーム全体でみると必要な場合もあります。選手の安全やゲームの円滑な進行を担っているのが審判なのです。
そういった意味でもルールを理解すると、よりおもしろくバスケットボールが楽しめます。「あと30秒しかないから、オフェンスのチームは時間いっぱい使うと良いぞ」「あのブロッキングはギリギリだな。審判今日は吹くぞ」など、より深く楽しめることでしょう。
見極めは基本を抑えれば簡単
結局は「ぶつかったら」「歩いたら」「時間をかけちゃ」ダメ
時代に合わせてルールが変わっている
バスケットボールとは
バスケットボールって何?
覚えておきたいルール
結局、背が大きい人が有利なスポーツでしょ?
先に結論を申し上げます。
大きい人が有利なスポーツではありません。
歴代の名選手は決して大きいわけじゃない
NBAでは「7フッター」という言葉があります。これは211cm以上の大きな選手に与えられる称号で、ビッグマンなどとも呼ばれます。日本では非常に大きな選手になってしまいますが、NBAではチームに数名抱えられるほど日本に比べて充実しています。では、7フッター以下、いや200cmより小さい選手で活躍できるのでしょうか。私感も入ってしまいますが名選手を2名ピックアップします。
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マイケル・ジョーダン(198cm/ポジション:シューティングガード(SG))
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コービー・ブライアント(198cm/ポジション:シューティングガード(SG))
キャラクター性
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背が高い
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ロングシュート成功率が高い
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足が速い
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背が低いがすばしっこい
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華麗にドリブルで抜いていく
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ノールックでパスをする
速くて大きい人を集めればいいじゃない!
人間の進化と時代の流行がバスケの見どころ
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身体的変化がルールを進化させる
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ルールの変化が選手の技術を進歩させる